よくある質問
根管治療に関する質問
抜歯が必要なケースもあるんでしょうか?
当院へのご相談の約80%は、他院で勧められた抜歯を回避する目的の方です。実際、2015年はご相談全体の98.7%の方が、抜歯することなく、ご自身の歯を保存することができました。当院で抜歯適用のケースは、虫歯で歯の大半が溶けてしまっていたり、歯がグラグラする場合です。
他院で治療中ですが見てもらうことはできますか?
もちろん可能です。かかりつけの医院で治療しているがなかなか症状に改善がみられない。もしくは痛みがとれない。という理由で転院される方も多くいらっしゃいます。セカンドオピニオンとしてもご利用いただけますのでお気軽にご相談ください。
根管治療とは何ですか
「神経を抜く」という言葉で知られている治療です。例えば虫歯が進行して歯痛が起きた場合、神経を抜くことで歯の痛みを感じないようにします。この治療を根管治療といいます。
根管治療には、抜髄・感染根管治療・再根管治療という3種類の保存治療があります。根管治療だけで治らない治療を歯内療法外科といいます。詳しくは根管治療とはをご覧ください。
歯の骨が溶け、膿が溜まっていると言われました。
骨が溶けるというと驚く方がいるかもしれませんが、虫歯で歯の大半が溶けてしまっていたり、感染根管治療で保存が可能です。
細菌が根管内に感染すると炎症(歯髄炎)を起こし、さらにそれを放置してしまうと、歯根からアゴの骨へと感染が拡大します(一時的に痛みがなくなります)。その結果、骨が溶けて膿が溜まります。そのままにしておくと、骨が溶け、場合によってはアゴの神経まで感染が広がり、その影響は脳にまで及んで重篤な脳障害をもたらしたとの報告もあります。
当院で使用しているバイオセラミクセメント(MTA)は、生体との親和性が失われた骨を再生させて、抜歯を回避できます。
※骨の再生度合いには個人差があります。
詳しくは感染根管治療をご覧ください。
根管治療を何度繰り返しても、痛みがとれません。
根管治療は、歯科治療の中でも難易度が高い治療の一つです。そのため再治療を繰り返すケースが多いのも事実です。また、2回目以降の根管治療は、1回目よりも難易度が上がるので、さらに治療成功率が下がります。
当院で行っている精密根管治療は保険適応外になりますが、治療の成功率が極めて高い治療法です。何度も根管治療を繰り返した方が抜歯を回避するためにいらしています。詳しくは再根管治療をご覧ください。
歯根が破折している疑いがあると言われました。
歯根破折とは、歯の根が割れることを指します。
ヒビが入っているくらいなら歯の保存が可能な場合もあります。当院で使用しているバイオセラミクセメント(MTA)は、生体との親和性が失われた骨を再生させて、抜歯を回避できます。
確実な判断は、詰め物などを外してマイクロスコープで確認することです。
根管治療にかかる時間はどれくらいですか?
歯の種類や状況によって異なりますが、1回の治療は1時間半~2時間で、2~3回の治療で終了します。
詳しくは根管治療の流れをご覧ください。
費用はどれくらいですか?
当院では、マイクロスコープ等を使用した精密根管治療を行っています。そのため、保険適応は現在のところありません。
治療費用は歯の種類や症状によって異なりますので、治療前の診断時にお見積もりを提出いたします。料金表にも詳しく掲載してあります。
治療中や治療後は痛みますか?
治療中は局所麻酔をしているため、痛みはありません。
治療後は、症状によって急性症状や痛みが出る場合があります(治療後1~2日)。徐々に軽減していきますが、鎮痛剤を処方された方は早めに服用してください。
また、薬にアレルギーがある方は事前にお知らせください。
ラバーダム防湿はしていますか?
はい、すべての根管治療においてラバーダムは必ず行います。当院ではラバーダムを1枚ずつパックしてオートクレーブで滅菌した後に使用しています。詳しくは治療設備・器具の紹介をご覧ください。
差し歯の場合、いったん差し歯をとってから診断するのでしょうか?
差し歯は外さずに、精密検査(お口の診査、レントゲン、CT撮影)や診断を行います。差し歯は治療開始時に外します。
被せ物の治療はしていますか?
当院では被せ物の治療は行っていません。
被せ物はご希望があれば、当院と同じフロアの審美補綴専門医(自費)または1Fノブデンタルオフィス(保険)にご紹介しています。
かかりつけのクリニックがあればそちらで行っていただけます。
CTの持ち込みは可能でしょうか?
可能です。ただし、通常CDなどに焼いたCTでのデータは典型的な方向からのみの画像を保存しています。
こちらでの検査当日はその画像を参考にさせていただきながら方向を変えて(根管の湾曲や枝分かれの判別するための)追加撮影させていただきたいと思います。
歯性上顎洞炎と言われましたが根管治療で治りますか?
歯性上顎洞炎は確かに治るのに時間の掛かる病気です。
特に上の奥歯の歯根の形態は複雑で、一度感染すると完全な除菌をする事が難しくなるためです。
そのためにも術前の細かい検査によって、どこが一番の問題を明確にする事です。
また細菌感染が上顎洞内にまで広がっていることがあります。その場合完治には、耳鼻科の先生との連携が必要になります。
医院について
完全予約制ですか?
当院は個室で一対一の治療を行っているため、完全予約制となっています。
お電話 03-5200-7116 もしくはメールフォームでご予約ください。
歯科医師ですが、患者を紹介できますか?
はい、お受けできます。当院へのご相談の多くが、一般歯科医師からの紹介です。
この場合、土台の治療・経過観察まで当院で行っています。
詳しくは一般歯科医師との連携をご覧ください。
なるべく早めに治療を始めたいのですが
お電話 03-5200-7116 でその旨お伝えください。
痛みや腫れがある場合は、初診の際に応急処置をしています。詳しくは根管治療の流れをご覧ください。